2018.07.09
【7月6日】ビジネススクールコースBの資本政策の授業内容
第2クォーターのコースB「事業開発論:テクニカルスキル」では、各非常勤講師として、東京工業大学の仙石 慎太郎准教授による全体的な講義のメインストリームの担当に加えて、(株)ファストトラックイニシアチブ取締役の安西 智宏先生による資本政策の授業が行われました。
当日の講義の開始後30分程は、以前の中央大学の久保 智一教授からの課題(高齢者向け掃除ロボットに関するマーケテイング4P)への代表的解答例が、社会人受講者の川野卓也さんから他の受講者への参考として提示されました。
残りの90分の範囲で、安西 智宏先生によるファイナンスの財務諸表の基本的な説明から開始して、ベンチャーファイナンスの基本的な機能について、ベンチャーキャピタルとしての経験に基づく講義とグループ討論による演習がなされました。先ず、資本政策の3要素として、投下資本(Capital)、企業価値(Valuation)、そして所有割合(Share)が、第2に、資金調達を繰り返す中で、既存株主のキャピタルゲイン(Capital Gain)と新規投資家の所有割合増加の拮抗としての1株の値付けが、第3として、出口(Exit)としての初期株式公開(IPO)、吸収合併(M&A)、そしてシンジケート投資でのリードインベスターの役割が、そして第4に、IPO時の理想的な資本構成として少数の良好な株主数、既存株主の株式低流動性、新株予約権が残っていないことなどが説明されました。
演習は実践的な経験に裏付けられた内容として深く考慮されているように思いました。
授業風景(7月6日)
上部の写真は、左から川野卓也さんによる高齢者向け掃除ロボットに関するマーケテイング4Pの課題のプレゼン、安西 智宏先生による講義風景です。
現在、10月12日(金)から始まるコースC「アントレプレナーシップ:基礎」他の受講受付も行っています。
お問い合わせ先:
総合教育院
ビジネススクール事務局:植松
office@siva.tut.ac.jp
℡:0532-44-6964
(受付時間:月・火・木曜日の9:00-16:00)
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